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土地家屋調査士必見 地図と測量の科学館

皆さんこんにちは。測量とWEBを通じて不動産の円滑な取引に貢献します。土地家屋調査士の小川です。今回は、国土地理院に併設されている地図と測量の科学館をご紹介させて頂きたいと思います。撮影した2021年度の時点では無料のため、茨城県つくば市に来た際には、寄ってみることをお勧めします。では、さっそく入って見学していきましょう

日本列島空中散歩マップ

まず館内に入って最初にあるのが、日本列島空中散歩マップです。赤青の眼鏡をすると立体的に日本地図が見えます。

日本列島球体模型

館内から外に出ると待っているのがは、日本列島球体模型です。どうしても、私たちは地図を平面に考えてしまいがちですが、球体であることを身をもって感じさせてくれます。ちなみにですが、日本の海の広さは、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせると世界で6番目であるそうです。沖の鳥が左に見えます。この日本の海の広さに貢献してくれているのがご理解いただけると思います。そして、東京都である小笠原諸島が次に見えます。想像以上に本州と離れていて驚きました。このようにみると、大陸の方はとても狭く、太平洋側に広く広がっていることが分かります。沖ノ鳥島が消滅しそうですが、あの小さな島がどれほど重要なのかを身をもって感じることができました。

測量航空機くにかぜ

測量航空機くにかぜです。上から写真を撮り、その写真で地図を作成します。主に地形図作成のための資料なります。ただ、最近ではドローンに代替されると言われてますが、広い範囲を一気に撮影する時は、航空機が必要になります

VLBIアンテナ部品

VLBIアンテナ部品です。はるか遠くの天体が放つ電波と非常に正確な時計を使うことで、数千キロメートルも離れたアンテナの位置関係をわずか数ミリメートルの誤差で測ることができます。

電子基準点

電子基準点です。電子基準点は、全国約1,300ヶ所あります。リアルタイムで日本全国の位置関係を把握し、東日本大震災の際にどれほの地殻変動があったのかすぐに把握できたそうです。

三角点や水準点の標石

三角標や水準標を見ていきましょう。一等三角点標石です。日本の位置関係の一番の基準となるもので、十字の交点がその基準となる位置です。四等三角点は、他の一等から三等に比べて、比較的新しい三角点であり、主に国土調査のために設置されました。次は、一等水準点です。高さを示す側点としては一番制度が高い水準点です。几号水準点(きごう)です。7、明治初期にお雇いイギリス人の指導で実施された水準点だそうです。その隣にあるのが、内務省があった戦前に設置された側点です。戦前は、主に内務省と陸軍の陸地測量部が日本の測量を担っていました。盤石です。盤石は、地表に設置されている三角点が移動、亡失した場合に、もとの位置に直せるように、三角点の地面の奥に、位置をしるした石です。

測地観測棟

測地観測棟の最上階には観測台があり、主に三角測量を行っていました。地表からの蒸気などの影響を取り除く必要と、遠くをし準する必要があったためこのように高い塔で測る必要がありました。

東京の地図

東京の地図です。地図の変化を見ると、東京湾や川や池が埋め建てられています。渋谷を初め、意外と東京は暗渠が多いのかもしれません。

常設展示室

ここからは、動画を流しながら土地家屋調査士の測量についてお話していこうと思います。この地図と測量の科学館に展示されている器機は、広い範囲を測量し、図面を作成するための器機などがほとんどです。今まで見てきたには、航空機や観測棟などとても広い範囲を図るものでした。この時代の測量技師は、職人技で測量や計算を行っており、巻き尺等で宅地などの比較的に狭い範囲の土地を測量する土地家屋調査士とはくらべものにならないものでした。ただ、今は技術の発達により、測量に使用する器機などはほとんど差のないものになってます。測量は技術の進歩が、業務に影響する仕事です。最近では、ドローンや3Dスキャナで測量ができるようになったりと、新しい技術を導入し触れることも出来る、業界でもあります。常設展示室では、そのような時代の流れを知ることができます。

地図ギャラリー

特に、土地家屋調査士が作成する地図は、地積という主に税金の対象となる土地の範囲を示すためのです。古いものだと、戦前に作られた土地台帳付属地図まで遡り調査します

ここまで動画を見てくださりありがとうございました。

土地家屋調査士 小川曜(埼玉土地家屋調査士会所属)

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