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土地家屋調査士のITとWEB活用について

土地家屋調査士はホームページを持っている事務所は少なく、士業と言われている職業の中でも、ITやWEBの活用が出来ていないと言われています。
その要因は様々あると思いますが、業界の高齢化の問題や仕事の受任経路が業者からのご紹介が主な要因になると思います。

しかし、ネット環境が整備され、様々なシステムが昔に比べて容易に取り入れることが出来るようになった現在、ITやWEBを活用できていないことは、とても勿体ないことだと思います。

今回は、そのような土地家屋調査士のITやWEBの活用についての記事として作成させて頂きます。現状、問題点、活用方法と私がやろうとしているサービスについて、4つのセクションに分けてご説明したいと思います。

土地家屋調査士のITとWEBの現状

そもそもですが、土地家屋調査士はITやWEBについて弱いのでしょうか。
土地家屋調査士は、図面を作成するためにCADを利用します。
このCADですが、パソコンの操作に強くなければ、上手く扱うことが出来ません。
ファイルの形式・拡張子を意識したり、ベクタデータとラスタデータなどのデジタルデータの扱いを最低限理解できてなければ扱えないからです。CADがある程度操作が出来れば、画像編集ソフトや動画編集ソフトも扱うことも難しくないです。

また、土地家屋調査士は、ほぼ全ての申請がインターネットで申請可能になっており、電子申請は他の士業に比べて進んでいると言えます。
私の感覚ですが、コンピューターの扱いが上手いなと思う土地家屋調査士は多いです。特に、ファイルの管理が上手な方はたいていコンピューターには強いです。
そして、ドローン測量や衛星測量などを導入を積極的にされている方は、かなりのIT知識をお持ちだと思います。

では、なぜITやWEBに弱いイメージがあるのでしょうか。それは、ホームページを持っている土地家屋調査士事務所は少なく、それが要因であると考えます。年齢層が高くインターネットに対してハードルを感じるケースがあると思います。
しかし、一番の要因は広くインターネットで集客するのではなく、ご紹介頂いた方から仕事を頂いた方がメリットがあるからです。
土地家屋調査士業務で一番のメイン業務は、土地境界確認測量であり、それは主に不動産売買に時に行われ、不動産仲介業者と進捗状況を合わせて調査と測量を行います。
このようなことから、不動産仲介業者からご紹介頂いたほうが、納期時期や成果品に関して確実に用意することができます。
また、確実に目的があっての測量・調査になるため、色々な面で安心して業務に専念できます。

そのため、土地家屋調査士がWEBで集客するメリットはあまりなく、ホームページを持っている土地家屋調査士は少数なのかもしれません。

土地家屋調査士のITとWEBの活用の問題点

確かに、上記の現状を考えるとITやWEBを積極的に使って、集客のためにインターネットで情報を発信等をしていくことは、メリットはあんまり感じられないです。

ただ、今は、何でもインターネットで検索する時代です。
そのため、この何でも検索をする時代に、WEBで検索してもヒットしないと、その情報の不足から依頼者はともかく隣地者の方などの利害関係人の中には不安になる方もいます。
 その一方で、事前にホームページで調べ、人柄等を知ってもらうことが出来れば、物事がうまく進むことも考えられます。

 ITとWEBは情報を共有する技術であるということが、根本的な思想としてあります。

そのため、検索されないこによっての情報不足による不安などを生じてしまうのであれば、 土地家屋調査士がITとWEBを活用出来ない問題として捉えることが出来ます。
また、土地家屋調査士は土地境界確認業務では、ほとんど3ケ月以上の間の時間はかかります。そして、費用も少なくとも40万以上をかかります。
そのような中、測量後長い間連絡がなく、順調に進んでいるのか、また忘れられてないかと不安になる方はいます。
昔は、そのようなことでも良かったかもしれませんが、今はすぐに情報を得られ、そして情報を共有する時代です。一般の方は、組織のスケジュールをネットシステムで管理し、組織に報告し共有している方が多いです。そのような中、情報を共有できないことで、不安にさせてしまうことは問題であると思います。

土地家屋調査士が一般的広く知られている仕事内容であり、威厳が高い職業であるとの共通の認識があれば、進捗状況等の報告や共有することにそんなに意識をする必要はなかったかもしれません。
しかし、土地家屋調査士は知名度がとても低いのが実態です。
だからこそ、意識してITというテクノロジーを使い、業務情報をしっかり管理と共有していくことが大切なことであると思ってます。

土地家屋調査士のITとWEBの活用方法

自分を知ってもらい、そして安心頂くための情報発信と、案件進捗等の情報を管理し共有していくために、ITとWEBを活用を活用していくことが、これからの土地家屋調査士に必要であると考えます。

土地家屋調査士が新たなことに挑戦するとなると、どうしても相続に関する法改正や、ドローンや3Dスキャナ測量などに興味を持ってしまいがちです。

しかし、以前から業務として行っていない限り、世の中が土地家屋調査士に求めるニーズにはならないと思います。
一方で、隣地に境界確認を依頼をする際に、ホームページにて境界確認の必要性を伝える手段として活用し、どのようなことをお願いしたいのかをしっかり情報を伝達するだけでも、 ITやWEBを有効に活用になります。私たちは、つい新しいことに取り組むとなると隣の芝を見てしまいがちですが、今現状にある業務の中に少しITとWEB技術を活用することこそが、本当に世の中が求めているニーズであるのかなと未熟ながら思います。長い間運用された普遍的な枯れた技術を、本業に取り入れることこそ、大切なことだと考えています。

私が具体的にやろうとしていること

私は、これまでインターネットを通じて、私を知ってもらうことを行ってきました。
そして、これからはGitとGithubを利用し、情報を管理・共有・公開を大切にした仕事を目指します。
GitとGithubはITエンジニア必須のファイルやバージョンの管理共有システムシステムであり、長年運用された普遍的な枯れた技術です。
そのシステムを導入して、仕事を試行錯誤をしながらしていきたいと考えています。
そして、これからもインターネットで正しく相手に伝えることを、試行錯誤をしながら、続けていきたいと思います。

https://github.com/little-river-jp/demo-file/blob/main/README.mdクリック・タッチすると準備中サイトにリンクします。

まとめ

最後まで、記事を読んで下さり、ありがとうございました。
上記の記事は、あくまで私の人生の経験や価値観からのものです。
そのため、あくまで一人の土地家屋調査士の意見として参考にし、読者様の今後の業務展開の一つのヒントとして頂けたらと思います。また、近いうちにGitなどに関する記事等をアップしていきたいと思います。

土地家屋調査士 小川曜(埼玉土地家屋調査士会所属)

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