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第1回目の土地家屋調査士試験受験について

私は、平成29年度と平成30年度の土地家屋調査士試験を受験しました。
平成29年度は択一の基準点に足りず足切りになり、記述の採点をされることなく、不合格になってしまいましたが、翌年の平成30年度の試験に無事合格することができました。
今回、私の第1回目の土地家屋調査士試験の受験体験記を記事にしましたので、読んでいただければと思います。

測量士補の資格取得について

土地家屋調査士試験の受験生は必ず、午前の免除を受けて受験します。免除には、測量士や建築士等の資格が要件とされており、ほとんどの受験生が測量士補の資格で免除を受け受験しています。
ちなみに私は測量士補の資格で午前の免除を受けました。
測量士補の資格は平成28年度に受験をして合格しました。
勉強期間は年明けから初めて勉強をし、測量についての知識がないところから、5ケ月ほどの勉強で合格しました。
その当時、私は警察学校に入校していたので、まったく知識がなく仕事で忙しくても、半年ほどの勉強で合格することができる試験だと思います。
なぜなら、過去問を繰り返せば、測量の本質を理解していなくとも、解ける問題が大半を占めているからです。
そのため測量実務に入ったときに、分からないことだらけで、とても苦労しました。

勉強を始めた時期について

仕事が忙しかったこともあり、年明けから本格的に勉強を始めました。
はじめた当時は、試験まで8ケ月もあるし、合格レベルまでは持っていくことができると思っていましたが、その認識は間違っていることは後々知ることになります。

勉強を開始した時の測量や法律の知識の有無について

測量の知識は測量士補試験を合格できる程度を有していましたが、土地家屋調査士試験の計算問題で出題されるような放射法による測量については一からの勉強でした。
また、関数電卓の使い方や三角関数についても一からの勉強でした。
その一方、法律の知識は行政書士試験、宅地建物取引主任者や公務員試験に合格等していましたので、民法や不動産登記法で行政法と被るに部分は、すでに学習済みだったため、学習の負担が少なく、かなりのアドバンテージになりました。

勉強方法について

LECの答練講座のみ受講し、基礎的な内容は参考書を使った独学でした。
土地家屋調査士試験の参考書は少ないため、受験用だけではなく実務書や基本書を使用しました。
そして、過去問集を何回も繰り返し解くことをしました。
LECの答練講座は、内容が難しく私のレベルに合わなかったこともあり、ほとんど受講しませんでした。
ただ、問題の解答を読みながら、書式の図面を作成して解答用紙を提出していました。
なぜなら、図面が正しくきれいに書けるかの確認のためには利用することができると思ったからです。
もし、答練等で課題が溜まって、どうしても消化することができない場合は、上記のような利用方法も考えてみてはと思います。

勉強、仕事や生活について

土日祝日のいずれかの1日は必ず休む日を設けていました。
それ以外は、ほとんど勉強に費やしていました。
毎日朝早く起きて、ガストやジョナサンでドリンクバー付きの朝食をとってましたが、そこで必ず1時間以上勉強をしていました。
また、電車の中では参考書を読んでました。
土地家屋調査士の事務所で勤めていたのですが、物件の調査が電車移動の場合は大切な勉強時間でした。

試験日直前について

特に、特別なことはしていないです。
なぜなら、合格レベルまで到底達することは出来ないと感じていたからです。
択一の問題は、合格レベルまで達していたと感じていましたが、書式の問題が、ほとんど手付かずの状態で、合格には程遠い状況でした。
行政書士や宅建試験であれば、択一がほとんどを占めており、合格直前に知識がつながり実力が急激に上がることはあると思いますが、土地家屋調査士試験の書式や図面の問題は、長期的に積み上げなければならないところがあるため、今の私の実力だと合格は無理だと思いました。
合格は無理だと感じて、目標は択一の足切点数はクリアすることが最低限の目標へと変更になりました。
書式問題が採点さえされれば、次の受験の参考になると思い、試験直前に諦め状態になっていました。
ただ、次の土地家屋調査士試験が勝負になると思い、勉強は一生懸命していました。

試験日当日

平成29年度の試験までは、試験日は8月にあり、とても暑い中で受験しました。
しかし、会場は冷房が強く、図面を書いている手が冷えたりして、受験する環境としては厳しかったです。
試験会場は、水道橋にある日本大学経済学部であり、椅子も机も小さく、図面がとても書きずらかったです。
今までは意識をしていなかったですが、土地家屋調査士試験を受験する上で、受験環境を自分でできる範囲でよくする工夫が必要であることを学びました。
自分でできる範囲で受験環境を良くする工夫をしなければならないことに気づいたことが、大きな収穫でした。

結果・まとめ

結果として、当然の不合格でした。
解答速報で答え合わせをしましたが、択一問題の20点中15点は自己採点で取れていたため、択一の基準点はクリアして、記述の書式と図面の問題を採点されると思っていたのですが、まさかの1問足らずで択一の基準点に届かず、足切りになってしまいました。

初受験の私の成績結果です。
一般的に、35点以上取れれば、択一の基準点はクリアできると言われていますが、
平成24年度と平成29年度は、35点では足切り不合格になります。

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