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土地家屋調査士の開業にかかる費用

私は、令和4年5月税務署に開業届を提出し、土地家屋調査士として個人事業主となりました。

これから土地家屋調査士での事業を考えている方へ、開業費について参考となればと思い、私が土地家屋調査士業をする上で最低限を揃えなければならないと考えるものとその費用について記事にしました。
特に、出費が大きい測量機器と自動車とCADについて重点的に書きました。
土地家屋調査士業をするにあたり、私なりに工夫して費用を抑えて開業をしたと思ってます。

土地家屋調査士として開業を考えている方へ、あくまで私の一例ですが、参考になればと思います。

TS含む測量機器について

土地家屋調査士として業務をおこなうにあたり、TS(トータルステーション)はほぼ必須です。
このTSですが、機能が様々ありますが、一般的には3つの種類に分けられると考えます。
その種類ごとの機能とそれに対してのコストパフォーマンスを考慮して、選択するのがいいと考えます。

  • 自動追尾モデルのTS
  • 自動視準モデルのTS(モーター付きのTS)
  • 手動のTS(モーターなしのTS)

この3つの種類の中では、自動視準モデルのTS(モーター付きのTS)を使う事務所が多い印象です。

私自身も、使用目的を考えて、自動視準(モーター付きの)のTSを選びました。

性能面で、モーターが内蔵をしており、モーターによりTSの動きを補助してくれることなど、測量をする上で必要最低限な機能は備わっているからです。
また、以前の事務所で使用していたこともあり、自動視準モデルのTS(モーター付きのTS)にしました。

今回購入を見送ったTSですが、自動追尾のTSは高機能であるものの、色んな機能で成り立っているため、一部の機能の不具合が生じたときのリスクがあると感じ、また価格も1.5倍くらい掛かるため、選択筋から外れました。

また手動のTS測量は、購入先の卸売業者から聞いたところ、推奨する測量ソフトを入れることが出来ず、価格も自動視準のTS(モーター付きのTS)とそんなに変わらないため、選択筋から外れました。

TSを購入するには、一括で購入するか、リースにするかのどちらかを選択すると思います。

私の場合は、分割で購入することは出来なかったため、一括で購入かリースのどちらかを選ばなければなりませんでした。
リースは経費として会計処理が出来、また毎月の支払いになるため、測量機器の卸売業者はリースを勧めてきました。

しかし、最初はあまり使用することはないことや、リース期間の5年以上使用する場合には、再リース料が掛かるため、一括で購入した方がメリットが大きいと考え、私の場合は一括で購入しました。

リース料金自体、分割払いと考えて計算すると年利5%であったため、創業融資等でそれ以下の利率で借入が出来れば、金融機関から融資を受けて、一括で購入するのもいいのかもしれません。

この見積書はあくまで、参考資料です。

測量CADソフトについて

CADソフトですが、福井コンピューターのTREND-ONE(トレンドワン)かアイサンテクノロジー株式会社のWingneo®INFINITYのどちらかを選択すると思います。

私の場合、開業時にはどちらも使用経験があったのですが、TREND-ONE(トレンドワン)の方が私にとって直観的に操作出来る印象がありました。

測量機器の卸売業者がTREND-ONE(トレンドワン)を主に扱う業者であったこと、また近くの知り合いの土地家屋調査士もTREND-ONE(トレンドワン)を使用する方が多いとの印象だったため、TREND-ONE(トレンドワン)導入一択でした。

測量CADソフトですが、高額な購入代金だけではなく、毎年の維持費(私の場合は年12万円ほど)がかかることは、契約後に注意しなければなりません。
購入費用というより、入会金みたいな感覚です。

この見積書はあくまで、参考資料です。

TS含む測量機器とCADソフトの購入費

TS含む測量機器一式とCADソフトに関しては、約350万円程度で揃えました。

ちなみに上記金額は、2021年度の年末の見積額です。
その後、測量機器に関しては、複数回値上げ等をしているため、この記事を作成した2023年度はさらにかかると考えます。

いろいろ値上げをしている時代だと、過去から事業をしている方が、必要経費という観点で見れば、とても有利になると感じます。

作業車について

リースなどを考えましたが、車の納車時期や購入費等を考慮して、中古車を購入することにしました。

軽バンの購入を考えていましたが、アマゾンなどの配達委託事業の開業のために購入する方も多く、人気がありそんなに安くありませんでした。

そのため、中古の普通車を購入することにしました。

購入先を調べていくと、トヨタの認定中古車が安心でき、また安価に購入出来たため、サイトで検索しウィズというコンパクトカーを50万円で購入することにしました。

2年ほどの保障などもあって安心して購入することが出来ました。

後部座席を倒せば、ダブルスコップも載せることもできるため、今のところ間に合っています。
杭を設置しに行く際の積載画像を参考に載せます。

複合機について

測量機器を購入した卸売業者から、コピー機の見積もりも頂きました。

リース料が毎月1万円ほどかかるとのことです。

このお見積りは業務用のレーザープリンターのです。

ただ、今の複合機はインクジェットでも十分使えます。

そのため、開業当初はオフィス用のレザープリンタ複合機でなくとも大丈夫と判断しました。

印刷の出来具合はそんなに大差はないのですが、印刷スピードは劣ることは留意しなければなりません。

しかし、今は添付書類も含めて、電子申請が多いため、そんなに印刷することもありません。

一人で業務をしている限りは、インクジェットでも十分だと思います。

私は、BrotherのA3対応のビジネスインクジェットをうたっているものを選びました。
4万円ほどで購入することが出来ます。

ネット環境について

空き家を利用した自宅開業で、インターネットを引いていなかったため、新たにネットを繋がなければなりませんでした。

ただ、すぐ事務所も移転したいなと考えていたため、工事をして光回線を引くことは控えてたいとの思いもありました。

そのため、コンセントに差すだけで使用できるドコモのホームルーターを導入することにしました。

初期費用も掛からず、機種代もゼロ円だったため、とりあえず導入したのですが、一人が使うだけであれば、回線速度も十分でした。

また、事務所を移転した際も、住所変更をすれば、すぐにネット環境が整うため、とりあえず一時的にネット環境を用意したい方には、とてもいいと思います。

ルーターとしての機能もあるため、ハブを利用しプリンタやパソコンを有線でつなげば、ローカル環境を作ることも出来ます。

レンタルサーバーとMicrosoftofficeソフトなどのIT関係のサブスクリプション

土地家屋調査士の方と名刺交換等をすると、GメールやYahooメール等の無料のメールサービスを利用している方も多く、

独自ドメインでメールアドレスを用意している方は、個人事務所だと少ない印象です。

GメールやYahooメール等の無料のメールサービスは、操作性が良く、手軽に導入できることから、

開業の時にとりあえず使用したくなります。

しかし、メールサーバーが自らの管理下になく、情報漏洩やまたメールの使用もそのサービスがなくなれば使用できなくなってしまう危険があります。

またメールアドレスを複数作ることが出来なく、容量を増やすには課金が必要だったりと、結局費用がかかることも多いと思います。

事業が上手くいってから、無料のメールサービスから独自ドメインのメールアドレスに変更するとなると、変更した旨を再度周知しなければならなく、その手間と損失は大きいと考えます。

そのため、開業当初からンタルサーバーとドメインを取得し、独自ドメインのアドレスを取得しておくべきだと思います。

ホームページを作る際のサーバーは、ほとんどの場合はメールサーバーも備わってます。

ドメイン代も含めて月1000円もあれば十分なものを契約できるため、メールとホームページを用意する目的で、レンタルーバーとドメインは必ず契約することをおススメしています。

そして、レンタルサーバーと同じくらい導入した方がいいのが、Microsoft365です。

このサービスは5台まで、エクセルやワードのofficeソフトのデスクトップ版をダウンロードをして使用出来るだけではなく、OneDrideのクラウドストレージを1TBもついています。

この機能を利用すれば、ネット環境からいつでもファイルを参照することが出来ます。

OneDrideの一番いいのは、スマホやタブレットにブラウザさえあれば、いつでもファイルを参照できることです。

私は、スマホとタブレットにOneDriveのアプリをダウンロードしており、出先や立ち合い時に確認したい資料がある際に、OneDriveから確認しています。

そのため、紙の資料を用意する必要がなくなり、紙の消費量が大幅に減りました。

以前は資料をファイリングして持ち運んでいたため、とても身軽になりました。

レンタルサーバーとMicrosoft365は、ほぼ毎日使用するもので、一番コスパが良かったと思っています。

まとめ

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

今回は、会費や登録料、職印、電子署名などは除いて紹介しました。

今振り返ってみると、抑えつつも結構な費用を開業のために支出してきたんだなと感じます。

私の場合は、作業車として専用の軽バンなどを用意するのではなく、中古の普通車にすること、コピー機はレザープリンタの業務用ではなく、インクジェットプリンタにすることで、開業費やその後の固定費を節約しています。

開業前は、専用の軽バンや複合機をリースしなければならないかなと思っていましたが、まったく不都合はなく業務が出来ています。

勤務の経験があると、その環境にあるものが当たり前と思ってしまいがちですが、そうとも限らないことは意識しなければなりません。

私が上記を購入したのは、2022年です。

物価上昇等があり、測量機器も数回の値上げもあったそうです。

また、インボイス制度も始まり、出費が増える要因は多くなったため、以前よりも開業の壁は高くなったと感じます。

そのため、私自身ももう少し早めに開業すべきだったと、今更ながら感じています。

しかし、開業してしまえば、私が悩んだ程度のお金の支出に関しては、払ってしまえば、その後はたとえ多少高かったとしても、その支出を後悔することはありませんでした。

そのため、土地家屋調査士の開業をする上で、費用面の損得はあまり意識しなくてもいいのかもしれません。

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