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土地家屋調査士などの登記業務における外字について

ウィキペディアには、外字について以下の通り記述してます。

外字(がいじ)とは、特定の文字集合(文字コードなど)に含まれない文字のことをいう。日本で一般には、JIS規格の文字コード(通常はJIS X 0208、稀にJIS X 0213やJIS X 0221)に含まれない文字のことをさし、「表外字」、「拡張漢字(ベンダ選定拡張漢字)」とも呼ばれる。常用漢字に含まれない文字のことを外字ということもある。

ウィキペディア

以上のように、外字は文字コードに含まれないため、コンピューター上では一般的に認識されない文字であり、文字データとしては入力や表示はできません。

そのため、コンピューター上において、外字(がいじ)は文字コードではなく、イメージファイル(画像情報)で扱ったりなどします。

書面申請の場合は、外字に気づくのを忘れず、外字を手書きすれば対応できたため、氏名の漢字を注意することで、足りていたと思います。

しかし、電子申請の場合は、コンピューターに外字を入力しなければならなくなり、その分の手間が増えました。

つまり、紙での登記申請の場合は、手書等で対処すればよかったが、オンライン申請の場合は、コンピューターでその文字の形態を表せなければなり、その点で外字の扱い方が難しくなったと考えます。

今回は、私が受託した登記業務において、外字の名前の方からご依頼あった中、その対処方法とその過程で気づいたことについて記事にしました。

登記業務に関わらず、業務において外字に悩んでいる方の参考になる内容となっていると思いますので、最後まで読んで頂けたらと嬉しいと思います。

まず最初に外字であることに気づくこと。

まず外字に関して気が付くことです。 一般的に、コンピューター上で文字データとして扱うことが出来ないため、少しフォントに違和感を感じる文字がある場合に、注意深く見てみると外字であることに気が付くことがあります。

なぜならば、外字は文字データではなく、画像データとして扱われるため、画像データのピクセルにより、少し粗くギザギザされた状態で表示されることがあるからです。

また、よく使われる外字などについては、事前に覚えておき、該当しそうな漢字の場合には、注意深く見ることで気が付きやすくなります。

私が申請書類を作成する際には、登記事項証明書から申請様式にコピー&ペーストをするのですが、外字の場合はコピー先に空白として表示されるため、その時点で気付くことこともあります。

自分なりの気づき方を、あらかじめ作っておくことが大切です。

申請用総合ソフトのヘルプから使用できる文字等を確認する。

登記申請総合ソフトのヘルプ画面から、『漢字検索機能を利用する』に記載されている事項を参考に、使用できる文字コードと検索機能を利用した場合の処理方法について確認する。

ここで確認しておくことは、

  • 申請書などを作成する際に使用できる文字は,JIS第1水準,JIS第2水準及びJIS非漢字(JIS X 0208)のみに限られます。
  • 漢字検索機能を利用すると,指定された漢字のイメージファイルは,自動的に添付ファイルとして登録され,登記・供託オンライン申請システムにより申請を行う際に,申請書と併せて送信されます。

以上の二つの事項です。

つまり、使用できる文字コードはJISコードであり、JISコードに該当がない文字は、漢字検索機能を利用を利用して、イメージファイルを出力することになります。

外字の文字コードとイメージファイルについて

外字でも、場合によっては文字コードがあり、文字データとして使用できる文字もあります。その場合は、そのまま登記の申請書の氏名欄に入力できるので、問題なく扱われます。

また、登記申請はJISコードにしか対応していないため、Unicodeなどの文字コードに該当する漢字があったとしても、JISコード以外の文字文字コードであれば、イメージファイルを出力することで対応します。

一般的に、外字は文字コードがないため、イメージファイルを出力することで表示させます。

例えば、『髙』という文字はUnicodeといわれる文字コードを使用し、コンピューター上扱うことはできますが、JISには該当する文字コードではないため、登記申請では使用することが出来ません。

そのため、JISにない漢字は、たとえ文字コードがあり、コンピューター上表示されていても、イメージファイルとして扱うことになります。

該当する文字を検索及び確認し、イメージファイルを出力することで、申請用総合ソフトにて外字を使用出来るようにします。

その方法をご紹介します。

外字をインターネットで検索する

外字に気付いたら、インターネットでその文字コードがあるかを検索してみます。

文字コードも調べられるサイトにて検索をして、外字を確認します。

該当の外字を確認することが出来たら、その外字から法務省戸籍統一文字のコードの有無を確認し、その文字コードを控えます。

『髙』の場合は、513280の文字コードを控え、そのコードは申請用総合ソフトの漢字検索機能を使用する際に入力します。

登記申請総合ソフトの漢字検索機能を使用する。

文字コードを調べたら、登記申請総合ソフトの漢字検索機能を使用して、外字を画像データとして出力します。

今回の記事では、法務省の戸籍統一文字のコードを利用します。

申請書作成のトップページから、漢字検索をクリックし、漢字検索ウィンドウが表示されたら、文字コード検索を選択し、文字セットを法務省戸籍統一文字に設定し、先ほど調べた文字コードを検索します。

検索を行い、該当の文字が該当すれば、それを選択します。

登記申請ソフトでは画像情報として扱われることを確認

該当する文字を選択し、申請用紙の入力欄に戻ると、タグに囲まれた文字となっています。

これは、外字のイメージファイルを読み取ることで、申請用紙に外字を表示させています。

ファイル名として0U009AD9.bmpのイメージファイルを読み取っていることを確認できます。

ブラウザで表示させると、『髙』がイメージファイルであるため、他の文字に比べて、大きく表示されます。

また、添付ファイルを確認すると、0U009AD9.bmpのイメージファイルが添付されており、添付ファイルのイメージファイルを出力して、申請用紙に外字を表示していることを確認できます。

以上が、今回学んだ申請用総合ソフトでの外字の取り扱い方です。

画像(ラスタデータ)を利用して、図面やワードで資料を作成する。

申請書の作成において、外字を利用する場合は、主に上記の方法で対応します。

ただ、土地家屋調査士は書面や図面を作成する際にも、その外字を記載する必要があります。

その場合は、主にCADソフトやワードに、画像情報として読み取り、対応します。

画像情報である0U009AD9.bmpを読み取り、文書作成ソフトやCADにて利用します。

また、文字コードを調べることが出来るサイトにも、外字の画像があることがあるため、使用規約等を確認し、その画像ファイルが使用できれば、その画像ファイルを使用します。

まとめ

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

今回の事例を通じて学んだ外字の取り扱い方をご紹介しました。

本来の氏名が外字の方であっても、委任状に常用漢字で記名押印がされることが多いため、申請者の方はそんなに外字に関して気にしてはいないのかもしれません。

しかし、登記という公的な手続きにおいては、外字は外字で扱わなければならなく、登記の専門家の土地家屋調査士はしっかり手続きをしなければなりません。

今回の記事の内容が、少しでも参考になればと思います。

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