土地家屋調査士試験は難関試験の一つであり、この試験の合格するために多くの方は苦労されています。
そのような試験に合格すれば、人生が変わるような気がしますが、本当に人生は変わるのでしょうか。
今回は、土地家屋調査士に合格してから、2年間の心境の変化もふまえた上で、人生が変わったのかを記事にしていきたいと思います。
この記事を書いたきっかけ
この記事を書いたのは、令和3年2月12日です。
この日は、令和2年度の土地家屋調査士の最終合格発表の日です。
私は平成30年度の試験に合格したのですが、あの時から2年間が経ったのかなと思うと、この2年間いろいろあったなと思いながら、今日一日を過ごしていました。
仕事をしている中での受験だったので、本当に苦労しました。
ただ、今は新型コロナウィルスの影響で世の中に閉塞感があり、そのせいか、あの時の苦労が懐かしく、きつかったけれども目標が明確で毎日が充実していたなと思い出があり、受験時代の2年前に戻りたいとの思いが少しあります。
そのような思いにふける中、YouTubeにてメンタリスト DaiGo さんが、【要注意】意外と人生変わらないことTOP5について、合格発表日に動画を公開されていて、この動画を見てこのテーマについて私なりに書きたい思い、今回記事として書くことにしました。
合格発表で、喜びに水を差す内容かもしれませんが、もしかしたら参考になる内容もあると思いますので、悪い例として読んでいただけたらと思います。
合格発表直後
合格直後は、本当に人生が変わりました。
平成30年度は、プライベートで人生で一番苦しい経験をしました。
その中で、これで生きていこうとする資格に合格することは、人生が変わった瞬間でした。
筆記試験の合格発表から、口述試験そして合格証交付式まで、忙しく過ごし、自分の人生に対して自信を持てるようになりました。
また、この期間に出会った方々とは、今後の研修などで何回も出会うことになり、今後の土地家屋調査士人生を送っていく中で、大切な存在になると思います。
この一年間は、人生が変わっていってるとの実感がとてもありました。
その要因は、もちろん合格したこともありますが、一番は合格者に対してのイベントが多く、それに参加していれば、とりあえず一歩一歩進んでいる実感を得ることが出来るからです。
合格直後は予備校の合格祝賀会と法務局の合格証交付式があり、6月には新人中央研修、そして7月から9月まではADR認定研修など、イベントが用意されており、それを一つ一つクリアしていけば一歩一歩前に進んで、人生が変わってきてると錯覚が生まれます。
また、私自身のことですが、関東から関西へ生活空間を移したこともあって、苦しい経験のことも少しずつ忘れることが出来るようになり、人生が変わってきていると感じることができる毎日でした。
合格から一年後
父の障害や今後の自分の人生を考え、関東に戻りたいとの気持ちが強くなり、退社して関東に戻ってきました。開業をする予定でいましたが、そのような中で新型コロナウィルスのパンデミックが起こりました。
緊急事態宣言が発令されて、この時期に開業することは避けようと思い、事業を開始するのを一年間先に伸ばしました。
3月に行政書士の登録を先にしたのですが、新型コロナウィルスのことや自分がやっていきたいことを真剣に考え、すべてを一度リセットする道を選びました。
そして、この一年間は、国のある制度を利用して、ある分野のことを学ぶことにしました。
一年後に先延ばしをするとの判断は、その時はいいのですが、その期間が長くなると精神衛生上よくないです。
そして、一年もすれば、合格直後の自分に対する自信や人生を変えることが出来た気持ちは、だいぶ失いつつありました。
ただ、人生を変えることが出来なかったとの感情ではなく、どちらかといえば人生どうにかなるという楽観的な気持ちが大きかったです。
合格から二年後
この記事を書いている時です。
私は、今月で32歳になり、いろいろな人生のイベントに対して焦りを感じつつ、決断をしなければいけない時期を向かえています。
今の予定では独立開業をする予定ですが、このコロナ不況の中、そしてこの世の中の情勢を考えると、上手くいくイメージを持つことは難しいです。
2年前にあった、合格して人生変わったとの思いはほとんど残っていなく、あの時の気持ちがまだある時に行動していればなと感じます。
そして、人生を変えることが出来ていないと、現実から認識することになります。
まとめ
メンタリスト DaiGo さんの動画のいう通り、健康と良質な精神状態が一番大切でそれが唯一人生を変えられるものなんだと思います。
そして、食事や運動、行動など日々の積み重ねで、良い方向にしていくことに努めなければ、人生は変えていくことはできないんだと感じました。
短期的には土地家屋調査士試験に合格すると人生変わるけれども、長い人生を考えると、それはあくまで一つのきっかけであるんだなと思います。
合格直後のあの感情の状態で、いろいろ挑戦したかったなと思います。
今私が残されたことは、一つ一つ問題解決をしていく中で、人生を変えていかなければならないんだと思います。
私自身、今現状を見ると、全然人生変わっていません。
むしろ、変えることが出来なかったです。