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調査士試験につきましての回答(22-04-17)

ご質問内容

はじめまして。昨年まで(改:某政令指定都市)で補助者をしておりました(改:Y)と申します。ブログ大変興味深く、また楽しく拝読させて頂いております。ご多忙中申し訳ないのですが、択一試験の対策につきまして悩んでいまして、ご意見お伺いできければと思いメール送らせて頂きました。今年の試験を受けようと勉強中です。平成17年から令和2年までの過去問を回しているのですが、何度もやっているので覚えてしまったようで、ほぼ間違えなくはなりました。予備校の講義は聴きましたが、目標がとりあえず過去問を全問解けるように、でしたので、テキストをくまなく何度も読むようなことはしていません。特に民法は混乱しそうで。ですので学問的には穴だらけです。そこで、試験対策として過去問だけでは足りないのでは?と不安になっています。過去問だけで未知の問題に対応できるでしょうか?小川先生は特に択一対策はどのようになさっていましたか?いつでも構いませんので、差し支えなければご教授頂けましたら幸いです。長文失礼いたしました。

調査士試験につきまして(22-04-17)

回答

ご質問頂きありがとうございます。頂いたご質問に対しては、本人を特定できる情報を隠した上、今後もブログにて回答をしていきたいと思ってます。
ご質問者様は、択一試験の対策で悩まれているとのことです。
私自身、合格から4年経過して試験のことを忘れてきていますが、昔のことを思い出しながら、また今ならどのような勉強をするかなど考えながら回答していきたいと思ってます。

試験対策として過去問だけでは足りないのでは?と不安になっています。

たとえ試験対策として足りないとしても、過去問ベースの試験対策が重要だと思います。
そして、過去問以外の勉強の必要性を感じて行うのではなく、過去問だと足りないのではという漠然とした不安なら、過去問以外に手を出すことは避けるべきだと思います。
また、民法に関しては、基礎的なことは理解することは必要だと思います。
予備校のテキストとの相性が悪かったら、興味を持てそうな市販の参考書で勉強することもいいと思います。民法に関しての本は多くあるので、きっと質問者様にピッタリな参考書が見つかると思います。
ただ、民法に関しては、範囲が広く試験対策に多くの時間を要し、また出題が3問しかないため、過去問の範囲のみ学習することが大切だと思います。

過去問だけで未知の問題に対応できるでしょうか?

対応できる問題と対応できない問題があります。
必要以上に未知の問題に対応しようとすると、的はずれの学習をしてしまう危険性があります。
試験本番で未知の問題が出たら、その試験時間に必死に考えて、手を動かすと、思っている以上に問題を解ける自分に気づくかもしれません。
本番の試験では、答練などの練習とは違います。本番の中で、未知の問題を解くのは、過去問ベースの基礎力と精神的な強さが必要だと思います。未知の問題を今からどのように対応していこうと考えるより、未知の問題が出題されても、基礎力があるからこそ持てる自信と覚悟を持つことが大切だと思います。

択一対策はどのようになさっていましたか?

いつでも持ち歩ける択一の過去問集で、移動時間などに解いていました。
参考書は、日経学院と法学書院から出版されている過去問を出かける際には、必ず持ち歩き勉強していました。

あえて記述対策をする

択一の過去問を全て覚えたとのことでしたので、あえて記述の問題を重点的に対策するなどはいかがでしょうか?

私は、学ぶことに関して、少しスランプ気味になったら、少し違うことをするようにしています。
土地家屋調査士試験で言えば、択一に関して何かしらの悩みを感じたら、いっそのこと記述を重点的に勉強するなど、今までと違う学習をするなどすると、スランプから抜け出すきっかけになると思います。
違う学習をすることで、今までと違う視点から物事を考えることが出来、また今までの知識が新たに再構成されて整理されるかもしれません。

まとめ

最後まで読んで下さりありがとうございました。

私はこれまで、色々なことに手を出してしまって、失敗することが多かったため、意識的に手を広げないようにするよう意識して、何事も行動しようとしています。
質問者様の個別具体的な勉強に進捗状況や実力等が分からないため、何とも言えませんが、ご質問に答えるならば、過去問を徹底的に勉強することをオススメします。
問題を覚えてしまったのであれば、以前は解答・解説などを確認して終わらせていたのであれば、条文を六法から引き、他の関連条文を確認するなど、勉強方法を少し深く、そして違う角度から取り組むと面白い発見があるかもしれません。

色々な正解があると思いますので、ご質問者様にとって適切な勉強方法が見つかることを願ってます。

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