今回は、行政書士試験の受験勉強と合格体験記について記事にしていきたいと思います。
受験を検討している方、また勉強中の方の参考になればと思います。
行政書士試験の受験動機
私が、行政書士試験を受験した理由は、公務員試験の受験の中、受験科目が被るため、また公務員試験で成果が出なかった時のことを考えて受験しました。
ただ、士業という専門職に対して憧れもあり、春に公務員試験の筆記試験が終われば、秋の行政書士試験に向けて勉強することにしてました。
公務員試験と行政書士試験の相性
公務員試験と行政書士試験はとても相性が良かったです。
公務員試験の主要な科目である憲法と行政法、民法が試験範囲として被るため、試験勉強がそのまま行政書士試験につながります。
また、私の場合は、国税専門官も受験し、商法も勉強していたため、会社法についての知識もありました。
そのため、行政書士の試験範囲は、私の公務員試験の受験科目とほとんど一致していたため、新たな科目を勉強しなければならないという心理的負担は感じずに勉強することが出来ました。
行政書士試験と公務員試験はとても相性がいい試験です。
6月に公務員試験の筆記科目が終わった方は、勉強した知識を忘れない内に、行政書士試験を受験されることをおススメします。
公務員試験の受験勉強で行政書士試験は対応可能か
公務員試験の勉強をしていれば、行政書士試験に十分に対応可能だと思います。
試験の難易度は、どちらが難しいということはできないと思います。
ただ、出題の仕方が少し変わるため、その点ではそれぞれ過去問を中心とした学習は必要だと思います。
また、公務員試験は受験範囲は広いため、多くの科目を要領よく勉強する必要があります。
公務員試験の成果は
国家公務員一般や地方上級などを受験して、警視庁警察官と国税専門官に最終合格をし、また地方上級や市役所では筆記試験は必ず合格していました。
国税専門官試験については、思うような国税局から内定を得ることが出来なかったため、行かなかったのですが、最終合格の席はとても良かったです。
それでも、筆記能力はあまり自信がなく、試験の前には苦手意識がありましたが、試験では必ず高得点と得ることが出来ていました。
試験のコツをつかみ、自分の能力以上を試験で出す能力は、この時身に着けることが出来たと思います。
行政書士試験の勉強方法
過去問集を使って勉強していました。
ポイントは、持ち運びやすいものを選んで、暇な時間に少しずつ解いていました。
宅地建物取引主任者の受験勉強と同じように勉強しました。
試験に対して成功体験があると、その試験と同じような勉強をすればよいため、以前に合格した宅地建物取引主任者の合格は私の中で大きかったと思います。
行政書士試験は宅建試験と比べて、択一が一択多いことや、記述があるなどの試験の違いがあります。
しかし、基本的には暗記をして択一の絞り方のことを覚える同じ勉強法で通じるため、その勉強法で合格ラインの実力は身に着けることが出来ると思います。
私の行政書士試験の受験歴
実は、私が初めて行政書士試験を受験したのは、公務員試験の後ではありません。
行政書士試験は、公務員試験に比べて科目数が少ないため、公務員試験の前に腕試しで試験を受験しました。
ただ、最初の受験はほとんどお試し受験でした。
1度目は平成27年度に受験して落ちてしまい、2度目は平成28年度に受験して見事に合格することが出来ました。
1回目の受験(平成27年度試験)
第1回の受験地は日本大学法学部のキャンパスです。
水道橋にあるキャンパスであるため、資格予備校が近くにあり、受験をしに来たと感じることが出来る環境の試験会場です。
受験後も、すぐに解答速報会に参加することが出来、少し狭い試験座席を除けば、とてもいい試験会場です。
受験後、解答速報ですぐに自己採点をしましたが、180点は届きそうもなかったです。
そのため、合格に対する期待感もなしに、私の初めての行政書士試験の受験は終わりました。
ただ、合格発表日に確認すると、合格点に補正があって、平成27年度は166点で合格するとのことでした。
もしかしたらとの淡い期待で確認したところ、番号がなく、やっぱり駄目でした。
148点とのこともあり、あと少しで合格できたのかなと甘い考えを持ってしまいました。
2回目の受験 (平成28年度試験)
第2回の受験地は明治大学の和泉のキャンパスです。
京王線の明大前駅にあるキャンパスで、水道橋に比べて広く、ゆったりと受験することが出来る環境でした。そして受験後は、新宿の資格予備校で解答速報会に参加もしやすい、とてもおススメできる受験環境です。
2回目の受験は、周りからは当然合格するだろうと思われていましたが、私自身とても自身がなく苦手意識をもって受験に臨みました。
合格レベルになっても、割と自信や余裕は出てこないものなのかもしれません。
試験を達成感をもって終わることが出来、とても気持ちのいい感じで、試験会場を後にすることが出来たのが印象に残ってます。
その後、別会場で受験した友人と会って、ファミレスで答え合わせをしたのが、今になってはとてもいい思い出です。
合格発表について
自己採点の時点で、記述を抜いて合格点の180点以上は取れていたため、もうマークのチェックミスがない限り合格は確信していました。
合格発表の際は、合格者番号の確認をして、この後にくる成績表と合格証を待つのみでした。
特に、登録などもする予定もなかったため、試験に合格することで、自分の環境の変化はなかったです。
合格証はしばらくお預け
2月中旬から警視庁警察学校に入校したため、実家に届いたの合格証を初めて見たのが、ゴールデンウィークでした。
いろいろ考える中で、合格証という自らの達成したものを見ることで、忙しい警察学校の生活の中で、少し自信を取り戻しつつありました。
まとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
行政書士試験は、働きながら受けられることや、司法書士試験や公務員試験と受験科目が被ることから、受験生が属性が多様です。
そのため、合格までの道のりも、それぞれ色々な過程があると思います。
長年の受験で合格してうれしい人、他の試験の腕試しで受験して合格した人、何かを諦めて 受験して合格した人 、合格までの道のりは色々あると思います。
合格のために勉強頑張ってください、私の合格への道のりが、少しでも受験生の方へ参考になればと思います。