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土地家屋調査士試験の筆記試験合格と口述試験

今回は、土地家屋調査士の筆記試験に合格したら、どのような対策等をして口述試験に臨むのかなど、私が平成30年度試験で経験したことを書いていこうと思ってます。
あくまで、平成30年度土地家屋調査士試験において経験したことなので、現時点では行っていないサービス等があるかもしれないのでご了承ください。

法務局・地方法務局の掲示板に掲示される。

法務省ホームページでも確認できますが、法務局・地方法務局の掲示板にも筆記合格者の番号が掲示されます。
法務局に行く機会があれば是非確認してください。
また、筆記試験の合格者は受験番号で掲示されますが、その後の最終合格者は名前で掲示されます。

筆記試験に合格したら2通ハガキが来る。

合格者には、2通ハガキが来ます。一つは筆記試験の成績通知書、そして口述試験の受験票です。
口述試験では、別の受験番号になるので、新たな受験番号をしっかり覚えましょう。
そして、試験日時と会場を把握し、準備を進めましょう。
東京近辺に住んでいる方は、集合時間が午前になる傾向があるそうです。

土地家屋調査士試験口述受験票
土地家屋調査士試験口述受験票
土地家屋調査士試験成績通知書

資格予備校の口述試験の対策について。

私が利用したのは、LECの口述試験対策と東京法経学院の口述事例集で、どちらも無料で利用をすることが出来ました。
LECの口述試験対策は、過去にLECの土地家屋調査士試験の講座を受講したことがある方であれば、無料で受講することが出来ました。
私は、平成30年度は模擬試験しかLECを利用しませんでしたし、平成29年度は答練講座のみしか受講していませんでしたが、LECの口述試験対策を利用することが出来ました。
LECの口述試験対策の内容は、模擬面接と口述試験対策講義です。
模擬面接では、過去に口述試験にて受験生が聞かれた内容を、講師が質問し、それに答えるものでした。
印象としては本番の口述試験より早いスピードで行われました。
本番では、試験官が二人で、片方が質問役、もう一人が記録役になるため、ゆっくり進みました。
模擬面接時点で、答えられないことはありますが、模擬面接であまり出来なくとも、心配する必要はありません。
対策講義では、過去に口述で質疑された内容を集めた質疑応答問集が配られました。
この内容を頭に入れ、土地家屋調査士の目的・職責規定の条文を言えるように暗記し、社会的に問題になることをしなければ、落ちることはないはずです。
また、私はこれだけでは不安なため、東京法経学院にて口述試験過去問集を貰いに行きました。
私の時は、窓口で簡単なアンケートに答えれば、過去に受講していなくても口述試験過去問集を筆記試験合格者は貰うことが出来ました。
土地家屋調査士試験の口述対策の出版書籍は、市販では日経学院出版されている年度別の過去問に掲載されているものしかありません。
そのため、合格発表後は情報を得るために、必ず資格予備校のホームページをチェックしましょう。

口述試験は時間内会場に必ず着くこと。

口述試験にて一番重要なことは、何があっても集合時間に試験会場に行くことです。
自宅から試験会場が遠い場合は、試験会場近くのホテルに宿泊することをおすすめします。
関東圏でお住まいの方でも、交通の代替輸送の手段がない方は、ホテルに宿泊することをおすすめします。
ちなみに、私は近くのホテルを予約したのですが、キャンセル期間にキャンセルをしました。
なぜならば、その当時は東西線の沿線に住んでいたのですが、早く起きて準備すれば、もし東西線が止まったとしても、京葉線や総武線等があるため大丈夫だと思っていたからです。
早く自宅を出たため、試験会場に1時間以上早めに着くことになりました。
試験会場近くに、早朝に空いているカフェが少なかったので、少し歩いたところで少し心を落ち着かせ、試験会場に向かいました。
関東では、毎年渋谷のフォーラムエイトにて口述試験が行われます。
土地家屋調査士試験の口述試験日に、司法書士会の新人研修が隣で行われていました。
東京法務局の御用達なのでしょうか。

これだけは暗記しよう

土地家屋調査士の目的・職責規定は必ず覚えときましょう。
試験官は、この定番の質問を、あいさつみたいに聞いてきます。
令和2年に改正土地家屋調査士法が施行されたため、目的規定が使命規定に変更されています。
使命規定の第1条は必ず聞かれるでしょう。

(目的)第一条 この法律は、土地家屋調査士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もつて不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。
(職責)第二条 土地家屋調査士(以下「調査士」という。)は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。

旧土地家屋調査士法参照

(使命)第一条 土地家屋調査士(以下「調査士」という。)は、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界(不動産登記法(平成十六年法律第百二十三号)第百二十三条第一号に規定する筆界をいう。第三条第一項第七号及び第二十五条第二項において同じ。)を明らかにする業務の専門家として、不動産に関する権利の明確化に寄与し、もつて国民生活の安定と向上に資することを使命とする。

改正土地家屋調査士法参照

試験会場についてからの流れ。

まず、試験会場に着いたら、集合時間まで窓口で待機をします。
集合時間になったら、試験会場が開き案内が始まります。
その際、受験票による本人確認と、面接の順序を決めるくじを引きます。
順序によっては、長い間待たなくてはなりません。
待つ際に、まだ最終合格をしていませんが、どこの法務局・地方法務局で合格証の交付式を受けるかのアンケート用紙が配られます。
まだ最終合格をしていないのにも関わらず、受験生にこのような内容を聞くことは、ほぼ落ちることはない試験なんだとその時思いました。
私は、午前に口述試験だったのですが、後ろから3番目くらいだったので、しばらく待機をしていました。
一応、待機時間も試験中とのことで、私語や勉強をすることが出来ず、時間が過ぎるのを待っていました。
次の番になったら呼ばれて、試験官がいる部屋のドアの前の椅子に座り試験官の指示があるまで待ちます。
試験官に呼ばれて面接試験が開始し、就活の面接をイメージして受けました。
二人試験官がいて、一人が質問役で、もう一人が記録役みたいです。
質問に答えられたら、その都度記録役のかたがチェックをし、次の質問がきます。
質問の中には、答えに詰まる内容もありましたが、質問内容の角度を変えてくだっさたり、また聞き直しても丁寧に説明してくだりました。

口述試験が終わったら。

口述試験が終わり次第、各自帰ります。
私は、割とすらすら答えることが出来たので、早めに終えることが出来ました。
緊張してしまい、頭が真っ白になってしまったらどうしようと思っていましたが、無事終えることが出来、最後の受験プロセスを気持ちいい形で終えることが出来ました。

まとめ

口述試験を無事乗り切れば、土地家屋調査士試験に最終合格できます。
受験すれば、落ちることはないと言われていますが、筆記の合格者と最終合格者が一致していない年があり、色々な噂があります。
ちなみに、平成30年度の土地家屋調査士試験では口述試験のみの方がいました。
合格者の番号一覧があるのですが、その番号の中に口述のみとの記載がある方がいらっしゃいました。
おそらく、昨年の土地家屋調査士の筆記試験合格者で、昨年何らかの事情で受験できなかった、また試験会場に来ることが出来なかった方だと思います。
土地家屋調査士試験は、筆記試験に合格した年とその次年度のみ、免除になり口述試験を受験することが出来ます。
口述試験については司法書士試験も含めて、いろいろな都市伝説がありますが、落ちることがない試験であるとの認識は正しいと私は思いました。

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