年が明け令和5年度になり、急ぎの案件を頂くこともあり、少しバタバタした令和5年度の1月でした。
年明け早々に、割と忙しくさせて頂いたのですが、トラブルも結構ありました。
今回は、どのようなトラブルがあったのか、そして、そのトラブルの改善点をブログの記事にしていこうと思います。
利用しているサービスのメンテナンス情報などは把握しよう。
現在、業務を行うためには、何かしらの業務用のアプリケーションソフトを利用するのが一般的です。
特に、土地家屋調査士業務では、測量CADソフトを使用しなければ仕事になりません。
私の使用している測量CADソフトですが、インターネットを通じて認証をすることで、初めて操作することが可能になります。
この認証機能は、インターネットが通じていれば、どのパソコンでも測量CADソフトを利用できるため、とても便利な機能です。
しかし、インターネットが通じていなければ、測量CADソフト自体が使えなくなってしまうため、その点は注意して利用する必要があります。
この認証機能ですが、1月18日にインターネットに繋がっているのにも関わらず、認証できなくなるトラブルが生じました。
急いで図面を作成しなければならない仕事があったため、この時はとても焦りました。
利用している測量CADソフトの障害等をホームページで調べたのですが、障害等の情報もなく、もしも使えない要因が私にあったらと、とても不安に駆られました。
ネットやTwitterで同じトラブルがある方がいないか何回も確認しましたが、そのような方はいなく、情報もありませんでした。
結局、この認証できない原因ですが、サービス提供会社の去年の12月のお知らせ一覧を確認すると、2023年1月18日(水)22:00 ~ 1月19日(木)7:00は認証システムのメンテナンスのため、うまく認証できない場合がある旨が記載されていました。
この記載を見て、利用しているサービスのメンテナンス情報などは把握しなければならないと反省しつつ、原因が分かったため安心したのを覚えています。
原因が分かったため、早く起きて、メンテナンスが終わり次第、図面を作成することにしました。
結局、翌日5時くらいには正常に認証がされるようになっていたため、急いで図面を作成し、無事に作り終えてることが出来ました。
改めて、事前にメンテナンス時期に関する情報を把握し、しっかり事前に対策をしなければならなかったと反省しました。
今回のように、ネット認証のメンテナンスが入る際や、インターネットでの認証が難しくなった場合には、認証キーをあらかじめ用意すれば大丈夫みたいです。
早速、認証キーのことについて調べ、以後このようなことがあっても対応できるように、メンテナンス情報はこまめに確認するようにしていこうと思います。
申請用総合ソフトの不具合とその対策
私は、法務省が提供をしている申請用総合ソフトを利用しています。
そして、私の場合ですが、インターネットを通じてファイルを同期できるように、onedriveにパス設定をしています。
しかし、インターネットの環境があまり良くない環境で使ったところ、申請した情報がフォルダにあるのにも関わらず、
申請用総合ソフトで認識できなくなってしまいました。
この事象は、フォルダを直接編集等をすると生じるみたいなのですが、今回はおそらくonedriveの同期の機能が原因で生じたと考えられます。
onedriveを利用すれば、どこでもファイルを同期し、申請書を作成することができるため、便利なのですが、申請用総合ソフトがファイルを認識できなくなると、申請の取下げ・補正ができなくなるだけではなく、公文書取得もできなくなります。
そのため、急いで法務局に連絡をして、登記手続きを止めてもらう必要があります。
ここで注意しなければならないですが、電子申請をした場合、取り下げ等も、電子申請でおこなわれなければなりません。登記所に連絡したとしても、書類や口頭では、申請を取り下げたりの対応はできないのです。
申請用総合ソフトにおける、事件ごとにある取下げのボタンを利用すれば、自動で取下げ書を作成することが出来(下記画像①参考)、大丈夫だと思っていたのですが、その機能が使えなくなったため、お手上げ状態でした。
サポートセンター(050-3786-5797)へ電話で確認したところ、取下げ自体の申請ができるような仕様なっており(下記画像②参考)、それを使用しました。
この方法で取下げの申請をする場合には、法務局に電話をして、事件番号を控える必要があります。
また申請IDも記載欄もあり、それは申請時に送付されるメールで確認する必要があります。
私の場合ですが、すぐ取下げの申請をして、当日に取下げの処理が完了しました。
以上の方法を利用すれば、申請用総合ソフトの不具合が生じても、対応することができますが、今後はonedriveへのパス設定は控えようと思います。
公式サイトでは、パスの設定に関して書いてますが、自己責任で行う必要があります。
オンライン申請の不具合に備える
1月30日から31日の間、電子署名の認証局の不具合により、申請情報の法務局への到達等が遅延するというトラブルがありました。
土地家屋調査士業務は、調査士オンライン方式という方法でオンライン申請を行うことが一般的となってます。
とても便利な機能ですが、システムやネットワーク等に問題が起きた際には、申請ができなくなる可能性があります。
特に、急ぎの案件を扱わなければならない際に、このような事態が生じてしまうと、ご依頼人にご迷惑をお掛けしまうことになります。
オンライン申請は、とても便利な機能ですが、事態によっては紙での窓口申請でも対応できるようにしなければならないなと感じました。
登記申請のご依頼を頂いた際には、紙申請でも申請できるように、業務環境を作っていこうと思っています。
まとめ
今回ですが、トラブルや失敗談を書かせていただきました。
1月は思っていた以上に、オンラインやシステム面でのトラブルなどがありました。
今回のトラブルを通じて、ネットワークの障害やサーバーの障害が発生しても、業務を支障なく行うためには、手元にあるローカル環境の整備時等は欠かせないと感じました。
今の時期に色々トラブルに直面し、対策を立てることが出来るようになったため、今では今回のトラブルを経験できて、良かったと思っています。
最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。