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新人の土地家屋調査士に依頼するか迷われている方へ

新人の(登録間もない又は若い)土地家屋調査士に依頼するか迷っている方への記事になります。
土地家屋調査士の仕事は、大切な財産である不動産を扱うため、その職責は重いものがあります。
そのため、その仕事に長年携わっているベテランが方が安心して仕事が依頼できるとの印象があり、とりあえずベテランに依頼しとけば大丈夫だとしてしまう方が多いのかなと思います。

しかし、ベテランだからといって必ずしも新人より安心できる訳ではありません。
ベテランとの能力の差と新人に依頼するメリットを以下に記事にしておりますので、土地家屋調査士を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
また、土地家屋調査士の選ぶ方法として私見ですが、ホームページやSNSなどの情報発信にご依頼者様が共感できる土地家屋調査士を選ぶのが一番だと思います。

機器の高性能化により、測量の技術面では差異がない

土地家屋調査士は、測量や調査を行うことから技術職でもあります。
ただ、その技術に関しては測量機器の発達により年々その性能は向上しており、測量士が行う公共測量は別ですが土地家屋調査士が行う登記のための測量に関しては、ベテランだろうが新人だろうが、正しい知識を持ち測量をしている限り、その測量成果はほぼ同じものが出てきます。
(測量誤差は出るが、それはベテランでも必ず生じるものです。)
今は、自動に測量の箇所を測る機能もあり、測量機器の値段はとても高額ですが、測量機器自体は素人でも扱うことが出来ます。
そのため、調査・測量について正しい知識を持ち測量をしている限り、ベテランだろうが新人だろうが測量成果に影響はしません
昔は、巻き尺や定規で測っていたため、その経験によって技術面の差異がありました。
しかし、今現在は機器の高性能化により、ベテランだろうが新人だろうが測量の技術面では相違はありません。

地域が違えばベテランでも新しい業務である

土地家屋調査士の業務は、土地を扱うことから、その地域による差がとても大きい業務です。
土地の成り立ちは、その地域により異なり、江戸時代から発展してきた土地、高度成長期に宅地造成で出来た土地、そして震災や戦災の焼け野原から再度区画し直した土地など様々あります。
また、関東や関西その他の地域ごとに境界確認の方法の慣習に相違があります。
例えば、境界確認書に関して関東では認印を押して取り交わすが、関西では実印に印鑑証明書を添付して取り交わす慣習になってます。地域によっては、境界確認書ではなく簡略的な立会証明書に記名押印するだけでよい場合もあります。

以上のように、その地域ごとに境界確認方法が違います。
その違いは、境界確認に関しては、法律に定められているものではなく、その地域とその管轄する法務局の長年行われてきた実務慣習によっているからです。

その違いは市区町村そして都道府県単位でもあり、新たな地域の測量・調査ではどんなベテランでも新人も関係なくその地域の慣習を一から把握し調査・測量を行います。

土地家屋調査士の業務は、その地域の土地について精通している土地家屋調査士に依頼するのが良く、ベテランだからといって必ずしも円滑に業務を出来る訳ではありません。
特に田舎・地方は、その地域の独特の慣習があるため、その地域の土地家屋調査士に依頼することをお勧めします。

法令の改正等に対応し、新しい通信などの技術を取り入れている

不動産登記法は幾度も改正されてます。
特に、平成16年度には大きな改正があり、またネット申請などの普及などにより土地家屋調査士の業務環境は、ネットの活用などに迫られている業界だと思います。

しかし、土地家屋調査士はネットやITなどの取り入れに対して鈍い業界です。
その要因は、平均年齢が60歳以上などの高齢化にも影響していると思うのですが、このネット通信や技術が広く世間に広まっている中、ホームページを持ってない事務所がほとんどなのは、依頼者や隣地者などが不安に感じる要因になると思います。

新人の土地家屋調査士は、多くの新しい技術を取り入れ情報は発信をしてます。
新しい技術を取り入れ、業務の改善をすることは、依頼者様への成果品の納品の短縮にも繋がります。
また、積極的に情報を発信していくことは、情報の見える化につながり、安心感にも繋がります。

若い力で現場の調査・測量をする

土地家屋調査士は、現場での測量や調査があり、夏は炎天下そして冬は極寒の中で作業をしなければなりません。
そんな中、新人の30代くらいの若い土地家屋調査士が元気よく、測量をしている風景を浮かべてみるだけで、好感度が上がります。
そして、元気がある分、現場の調査・測量も早く素早くできます。

境界立会時の証人として長期間存命する

土地家屋調査士が境界立会をし、登記申請した図面等は資格の登録を消したとしても一生責任を負わなければなりません。
新人であれば境界立会時の証人として長期間存命し、境界確認に関わった専門家として責任を持ちます。
また、登記申請をする際にも、メリットがあります。
例えば、境界確認した上で作成した測量図を登記所に保管するためには、登記所に申請しなければなりません。
しかし、その申請を土地家屋調査士に依頼をする際には、境界確認書に印鑑証明書などがない場合、その境界で大丈夫かを所有者に確認できなければ、その登記申請をすることが難しくなる場合があります。
境界立会時に立ち会った土地家屋調査士ならば、その時の状況が分かるため、その所有者への事実確認は必要ないのです。
しかし、他の土地家屋調査士が行ったものや測量会社が作成した境界確認書だと、その境界確認書が事実関係を反映しているかを所有者に確認した上で、登記申請しなければなりません。
そのため、境界立会をお願いした土地家屋調査士が亡くなられてたり、廃業してしまった場合は、その後の境界管理に支障が生じる場合があります。
境界を管理する上で、長い間のサポートを受けるためには、これからも仕事をし続けそうな土地家屋調査士に依頼されることをお勧めします。

まとめ

新人(登録間もない又は若い)土地家屋調査士に迷われている方へ、ベテランとの能力の差と新人に依頼するメリット、そして新人の土地家屋調査士を選んで欲しいとの記事でした。

土地家屋調査士の平均年齢は、60歳を超えていると言われています。
このベテランが多い中、新人の土地家屋調査士は、必死に生き残るために頑張っています。
この記事が土地家屋調査士を選ぶ際の参考にして頂けたらと思います。

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