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一人土地家屋調査士が導入して良かったITサービス

私自身、土地家屋調査士として開業届を提出して、半年が経とうとしています。

そのような中、毎日のように使うIT・WEBサービスがあります。

毎月2000円程の出費になりますが、費用対効果がとても高いので、皆様にお伝えしたいと思います。
ただ、今回紹介させて頂くサブスクリプションは、ほぼ現在の仕事ツールとして当たり前に使われており、またITの黎明期から利用されているツールでもあるので、あまり驚きはないと思います。

しかし、長く広く当たり前のように使われている、枯れている技術をしっかり使うことが、ITを活用する上でとても大切なことであると思います。

正しい活用方法ではないかもしれませんが、私の土地家屋調査士業務での活用方法をご紹介したいと思います。
小川はこのように使用するんだなと参考にして頂けたらと思います。

あくまで、弊所のようなミニマム個人事務所での活用方法であるため、専門の業者に依頼してネットワークやサーバーを構築出来るのであれば、それに越したことはありません。
軽く参考程度に読んで頂ければ、とても嬉しく思います。

オススメのIT・WEBサービス

レンタルサーバーとMicrosoft365の2つのサービスは、業務をおこなっていく上で、是非活用頂きたいと思います。

レンタルサーバー

各会社が提供しているレンタルサーバーの中でも、スタンダードなプランをご契約頂ければ大丈夫だと思います。
代表的なサーバーとして、さくらインターネット、Xサーバー、ConoHa WINGなどがあり、どれも毎月500円~1000円が多いです。

また、キャンペーンなどが頻繁に行われているため、そのタイミング契約すると、とてもお得です。

一般的にWordPressでホームページを作成するためのレンタルサーバーであれば、DBサーバー、WEBサーバー、DNSサーバー、メールサーバーの機能が使うことが出来ます。

今回は、さくらインターネットのスタンダードプラン(月500円)を例にしています。
また、独自ドメインを取得するために年間2000円~5000円ほどの費用が掛かります。

レンタルサーバーの他に、root権限で利用できるVPSやクラウドなどがありますが、設定方法に関して少し知識が必要なため、今回は省略させてもらいます。

Microsoft365

個人用とビジネス用がありますが、個人用で十分です。

Wordやエクセルまた、オンライン会議ツールであるteamなどのofficeソフトをパソコンに5台までが使えるだけではなく、容量が1TBのOneDriveも付いており、それが毎月1000円程度で使用できる点がとてもよいです。

上記のレンタルサーバーとMicrosoft365は、契約している方は多くいらっしゃると思います。

しかし、レンタルサーバーはホームページを公開するためだけに使用している、またMIcrosoft365はExcelやWordを使うぐらいなど、もったいない使い方をしている方が多いとの印象があります。

レンタルサーバーのこの機能は使える。

多くの方は、ホームページを公開するために、レンタルサーバーを契約される方が多いのかなと思います。

しかし、このレンタルサーバーはただホームページを公開するだけではありません。

ほとんどレンタルサーバーは、WEBサーバー、データベースサーバー、DNSサーバー、メールサーバーが備わっています。

今回は、レンタルサーバーでただホームページを公開するだけではなく、上記のサーバーの機能を利用して、こんな使用方法があることをご紹介していきたいと思います。

WEBサーバー

ほとんどの方はホームページを持つために持つ方が多いのではないでしょうか。

ただ、このWEBサーバーには、WEBページを公開する以外の機能があります。

その機能の中でも、土地家屋調査士業務として使える機能は、認証機能とリダイレクト機能です。

この機能を使う場面は、ご依頼者等にファイルなどのデータを渡す場合によく使用します。

特に、メールの容量が大きく送れない際は、サーバーにアップロードし、相手にダウンロードしてもらう方法を取らなければなりません。

ただ、WEBサーバー上にアップロードをしてしまうと、URLなどのファイルの場所が分かれば、誰でもダウンロード出来てしまいます。

そのため、認証機能を設定して、認証が成功したユーザーのみダウンロード出来るようにします。

この認証方法ですが、WEBサーバーで認証させたり、アプリケーションで認証させたり等がありますが、ここではWEBサーバーで認証(Basic認証)させる方法をご紹介します。

.htaccessに認証の設定をします。
(ルート権限のないレンタルサーバーのため.htaccessにアクセス権を設定します。)

しかし、この認証機能はセキュリティ上、問題があります。
また、Googleドライブなどのファイル共有サービスのように、WEBブラウザでファイルの詳細等を表示することは出来ないため、使い勝手は悪いです。

そのため、OneDriveの共有ファイルのURLにリダイレクトするように、WEBサーバーに設定します。

そして、リダイレクトされたOneDriveのURLには認証機能やファイルを表示する機能があり、WEBサーバーよりセキュリティ上安全に、またファイルの詳細が表示される仕様で、相手にお渡しすることが出来ます。

.htaccessにリダイレクトの設定をします。
(ルート権限のないレンタルサーバーのため.htaccessにアクセス権を設定します。)

OneDriveのファイル共有方法は、以下の通りです。

この方法の利点ですが、OneDriveの共有ファイルへリンクするURLは複雑な文字列ですが、このリダイレクト機能で、簡潔なURLを入力することでOneDriveの共有ファイルへリンクすることが出来ます。

メールサーバー

土地家屋調査士の方のメールアドレスを見てみると、GmailやYahooやメールなどのメールサービスを利用される方が多いです。

しかし、自らのドメインを取得して、レンタルサーバーでメールを管理することを私はお勧めします。

独自ドメインでメールを管理をすることで、容量を増やしたいとの理由でメールサーバーを変えたい場合。また、補助者を雇った際に、複数のメールアドレスを作成し、管理が出来るからです。

GmailやYahooだと、そのウェブメールを提供している事業者に影響されてしまいます。
もしアカウントが使用できない状況になったら、取引先にご迷惑になってしまいます。

独自ドメインで持てることは、信頼性を持つだけではなく、自分でメールについてコントロールが出来ることが強みです。

また、thunderbirdやOutlookなどの好きなメーラーのソフトを利用出来るのもメリットです。

DNSサーバー

このDNSサーバーのおかげで、独自ドメインでホームページをWEBサーバーで公開できますし、また独自ドメインでメールをメールサーバーで送受信できます。

このDNSサーバーは、ドメイン名とIPアドレスを対応づけるサーバーであり、自らのドメインの権限下であれば、サブドメインを設定したり、また任意のサーバーと紐づけることが出来ます。

このサブドメイン機能は、契約したレンタルサーバーだけではなく、外のサーバーも設定できます。

私は、Githubに上記のドメイン設定をして使用しています。

このGithubは、ファイル共有システムとしてとても有名ですが、Githubページという機能を使用すれば、GithubがWEBサーバーとして機能し、ホームページも公開することが出来ます。

このGithubページで事務所のホームページを公開しておりますし、また自分の成果物を、自らのURLにて公開出来るのが大きな利点です。

Githubページに独自ドメインの設定をする。

office.little-river.jpはGitHubページからサイトを公開しています。

このGithubですが、オープンソースコード開発のためのプラットホームであり、多くの情報が公開そして開発されています。

MIcrosoft365のこの機能は使える。

ExcelやWordなどの多くのofficeアプリケーションソフトが使えるのに加えて、1TGのOneDriveがあります。

私の場合は、作業フォルダはもちろんのこと、申請用総合ソフトや調査報告書のファイルのパスをOneDriveのフォルダに設定して、外出先でも同期化して作業を行えるようにしています。

以下に、ファイルパスの設定の仕方等を載せますので、ご確認ください。

申請用総合ソフトのパスをOneDriveに設定する。

法務省の以下のページに、パス設定に関して記載がありますので、ご参照ください。

共同利用について | 登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと
共同利用の利用手順、留意事項を確認できます。

93条調査報告書ソフトのパスをOneDriveに設定する。

以下に、共有フォルダへのパスの設定方法を簡略に載せておりますので、ご参考ください。

このように設定することで、不動産登記申請で使う申請用総合ソフトと93条調査報告書ソフトをどこでも使用することができ、とても便利になります。

ただ、どうしてもサーバーに情報があることから、容量が大きくなると、ネットの通信容量次第で読み取りが遅くなってしまうため、

完了した案件はバックアップをし、出来る限りファイルを軽くするよう努めなければなりません。

まとめ

土地家屋調査士の方と名刺を交換する際、ホームページを持ってないことはもちろんのこと、メールアドレスも独自ドメインではないことが多いと思います。

しかし、たった毎月2000円で上記の機能を利用することが出来ます。

また、上記の機能は、今のIT・ネット社会において、広く使われている技術であるため、少し使い方が分かるだけでも、仕事や日常生活においての活用法も広がると思います。

是非、活用いただきたいですし、またこんな便利な使い方があるなどありましたら、教えていただけたら、とてもうれしく思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
何かありましたら、ご指摘等が頂けたらと思います。

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