私事ですが、8月20日を持って、桶川市からさいたま市大宮区(大宮駅から徒歩20分ほどの場所)に事務所を移転しました。
今回は、移転した理由とそれに伴う私の期待について記事にしていきたいと思います。
事務所選びで迷っている方にとって、参考になる情報もあると思いますので、最後まで読んで頂けたらと思います。
移動時間の短縮への期待
私の土地家屋調査士業務の大半が、埼玉県の南のエリアや東京に集中しています。
そのため、埼玉県の南のエリアや東京への測量や調査、立会のための移動時間が多くかかることが悩みでした。
そのため、移動時間の短縮のために、今回の事務所を移転することにしました。
桶川から南へ行くためには、国道17号線を通るのですが、上尾駅駅付近で渋滞が起き、現場への所要時間が遅くなることに関して悩んでいました。
件数が少ないうちは、早めに事務所を出発する等をして対応していましたが、件数が増えてくると、そのような対応を必ずしも取れなくなってしまいました。
そのため、交通アクセスの利便性や自宅である桶川からの距離等を考慮して、大宮に事務所を移転することにしました。
桶川市の事務所の時に比べて、埼玉県の南部及び東京まで少なくとも約30分ほど移動時間を短縮できました。
移動時間が短縮されることにより、事務所での事務仕事に集中でき、より多くの業務に対応することが出来ることを期待しております。
ターミナル駅周辺への移転による集客への期待
さいたま市の方でも、桶川市から来たとお伝えすると、『遠くから来たんですね』との言葉を頂くことが多くありました。
私自身、一般道を車で40分前後であれば、そんなに遠くないとの認識がありましたが、一般の方にとっては距離感があるみたいです。
現場が遠いとお問い合わせも含めて、頼みづらいこともあると思います。
そのため、遠いイメージを払拭することも、今回の移転の一つの理由でした。
また、遠いイメージを払拭するだけではなく、ターミナル駅からのアクセスをよくしたいとの思いから、大宮に事務所を構えようと考えました。
早速、建物の表題登記がホームページを見られた方から、ご依頼があったため、現時点では、集客に関しては効果があったと実感しています。
WEBを確認すると、土地家屋調査士事務所の中では、大宮駅の近くの事務所ということもあり、グーグルマップの検索で表示されることが多いことが判明しました。
駅から20分くらいと駅から近いとは言えませんが、駅近くに土地家屋調査士事業所がないことから、駅近くの土地家屋調査士として認識されるようになったのかもしれません。
ただ、桶川の事務所があった際も、一般のお客様で、東京都小金井市の方からお仕事のご依頼を受けることもあったため、距離感に関しては人それぞれな部分があるのかもしれません。
移転したことによる集客の効果も、今後期待したいと思います。
来年の確定申告を見越した節税も期待
開業してから、親族が所有の空き家を利用させて頂き、しばらく事業及び生活していました。
そのため、事業に係る家賃や駐車場などの固定費は、ほとんど掛かっていませんでした。
また、2022年5月に開業し、営業期間が実質6カ月であったこと、そして仕事も少なかったため、2023年度の所得税・住民税、社会保険料に関しては、かなり安く抑えることができています。
しかし、2年目になり少しは売上げを立てれるようになり、2024年度の所得税・住民税、社会保険料の負担が増えることが予想できます。
今回、事務所を借りることにより、事務所家賃を経費にすることができるようになります。
そのため『時間の節約』と『集客への期待』への投資だけではなく、『税金の節税効果』も期待しています。
事務所移転の他、将来必要となる支出や、投資となる支出に関しては、年末に向けて積極的にお金を出していこうと思っています。
ワンルームを事務所用として借りることの注意点
初めて、事務所用として賃貸物件を借りました。
住居用として借りる際との相違点の中で、印象に残った3点をご紹介したいと思います。
消費税がかかること
住居でしたら消費税は非課税扱いですが、事業用だと10%の消費税が掛かります。
退去の事前通知は3カ月
住居でしたら1カ月前に退去の告知をすれば足りますが、事業用だと3カ月前に通知をしなければならないとのことでした。
火災保険等の保険について
事業用で借りた場合は、事業用の火災保険に入らなければなりません。ただ、思っていた程の負担はありませんでした。
郵便局への住所変更の届出
今回は転居ではないため、郵便局への転居の届出はしていませんでした。
しかし、住居・住所の届出をしなければ、その宛先の住所には、郵便物は配達はされないみたいです。
私は、そのことを知らなかったため、私宛に送付された郵便物が、宛先不明で戻ってきた事例が数件ありました。
その事例が土地家屋調査士会からの書類であったため、大事に至りませんでしたが、ご依頼者様や隣接地権者様からの郵送物などの場合は、相手の信頼をなくすことに繋がってしまいます。
今回の移転の唯一といってもいい失敗体験ですが、失敗の規模が小さく済んだのが救いで、郵送物に関しての届出はやらなければならないことを学ぶことができ、よかったと思うようにしています。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回、桶川から大宮まで10km程南へ事務所を移転しました。
支部は上尾支部から大宮支部へ支部を変更しなければなりませんでしたが、電話番号や車のナンバーは変わらないため、移転への負担はほとんどありませんでした。
また、事務所兼であった住宅には、今でも住んでいるため、事務所が移転をしたことに関しては、お客様への通知は特段していません。
そのため、今回の事務所移転に対する負担は、事務機材の移動くらいでした。
ただ、将来的に移転する際には、事務所移転を関係者に通知をしなければならないことなど、本来移転をする際に、しなければならないことは結構あるんだなと感じました。
今回、事務所を移転したことで、初心に戻り、物事の整理をすることが出来ました。
新たな環境で、心機一転頑張っていきたいと思います。